歯がしみるケースの原因と治療法

虫歯になっているケース

歯が虫歯になっているために、神経を刺激して歯がしみるケースがあります。
この場合は虫歯を取り除いて修復し、刺激を遮断することで症状はなくなります。

知覚過敏によるケース

虫歯になっていないのにしみることがあります。
この場合は、知覚過敏とよばれる状態です。
歯はエナメル質という硬い組織で覆われていますが、覆われていない部分は神経に刺激が伝わりやすい構造になっています。そして、その覆われていない部分が露出した場合に知覚過敏が起こることがあります。

なぜエナメル質に覆われていない部分が露出するの?

歯茎が下がったことで根の部分、セメント質と呼ばれますが、エナメル質で覆われていない部分が露出します。ただし、露出すると必ずしみる訳ではありません。
もう一つのケースはエナメル質が壊れているケースです。
歯の根元の部分が欠けてしまい、中の部分が露出することで刺激を受けやすくなります。
原因としては、くいしばりや歯ぎしりによって、根元に応力が集中しエナメル質が剥がれてしまうケースと歯ブラシを当てる力が強すぎて削れてしまうケースがあると言われています。

知覚過敏の治療法は?

刺激を遮断することが治療になります。
方法としては、
1)よく歯ブラシすること(強く、ではない)
2)知覚過敏抑制剤の使用
3)物理的コーティング
の3つです。

また、歯ぎしり・くいしばりが原因であれば、その対処も必要です。

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