歯周病と心臓疾患の関係

心臓の病気として、心臓に栄養を送るための血管の流れが悪くなることで起こる、心筋梗塞や狭心症などがあげられます。
これは、心臓の冠状動脈にアテローム性プラーク(血管沈着物)が形成され閉塞されていくことで生じます。
血管内に侵入した歯周病菌などの病因子が、血流に乗って冠状動脈に達することでアテローム形成をすすめます。
その結果、心血管の病気が発症しやすくなるというメカニズムです。
実際、心臓病の手術で、心臓の血管から歯周病菌が検出されたとの報告がありました。
あるリサーチでは歯周病に罹患していると、心血管疾患の発症リスクは1.15?1.24倍高まるとの報告があります。

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